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失敗しない!2年生大苗の管理の仕方(冬季~春先)

目次

  • 2年生大苗とは
  • 手に入る時期
  • 管理の仕方と気を付けるべきポイント

2年生大苗とは

2年生大苗(以下、大苗)とは、春に新苗を(台木に芽を入れて数か月の苗)畑に下ろし、冬に掘り上げをした苗を指します。
新苗に比べ株が十分に太り、根も伸び、株元から何本もシュートが出ている場合が多いですが、管理の仕方や品種によってバラつきが出やすい傾向にあります。
大苗の特長は株が成長しているので、手に入れた年から花をたくさん楽しめることにあります。特に初めてバラを育てる方には、多くの花を楽しんで頂きたいので、おすすめです。
さらに新苗に比べ1年多く育っているので、管理の面でも必要以上に神経質になる必要がありません。
不利な点を挙げるとしたら、価格が新苗に比べ高いことや、入手してしばらくは樹形が固定されがちな点。一からしっかりと作りこみたい方は新苗からが良いでしょう。
イングリッシュローズなど、大苗のみの販売となっているブランドもあります。


手に入る時期

通年出回っている商品ですが、1月から3月にかけてお迎えするのが良いでしょう。休眠期、あるいは芽が膨らんできた状態で手に入れると開花までにご自身の環境に馴染み、まわりの花たちと同時期に無理なく開花が期待できます。
4-5月も良いですが、花が終わっていたり、消毒や病害虫の跡が残っている場合があります。
暑い夏を終え秋口に手に入れるのも悪くありません。秋の花は繊細な色が出やすく、花保ちがする特長があります。ただ、品種が限られてしまうという難点があります。
当店で最もおすすめする買い方は、10/1の予約販売に合わせて新品種や人気品種を押さえ、年内にじっくりと目ぼしい品種を探し追加し、1-2月の最も寒い時期に送ってもらうことです。早割クーポンや年末年始イベントなどもあるので、知っている方はこの時期から動き始める印象です。


バラ苗大苗イメージ

大苗 (冬季イメージ)

バラ苗大苗イメージ

大苗 (春先イメージ)

バラ苗大苗イメージ

大苗 (春以降イメージ)

管理の仕方と気を付けるべきポイント

春先の2年生大苗の管理で最も重要なのは、植え付けてある苗をむやみにいじらないことです。根がまわるまで(1番花終了後)は鉢増しもNGです。
変化がないから、弱ってきたように見えるから、枝の色が変わってきたから、鉢増ししたいなど様々な理由で手をかけたくなりますが、畑から上がってきた苗たちは新しい環境に根付こうと頑張っているので、じっくりと見守ってあげましょう。また、寒いからといって室内に入れることは絶対に避けて欲しいです。
掘り上げ後に乾いてしまったり、根が傷ついていたり、何らかの理由でじわじわと枯れてしまう苗もなくはありません。その場合のサインとしては枝の先端から縦にしわが寄ってきます。根に問題があり水分を吸い上げていないので、販売元に確認しましょう。
枝が多い場合は植物が意図的に不要な枝を落とすため枝を枯らすことがありますが、他の枝が生きている場合は大丈夫です。


管理に関しての補足として・・・

バラは寒さには強いので、よほどのことがなければ外が最適です。目安としては氷点下10℃近くが続き鉢ごと凍るようなことが無ければそのままです。それよりも風は鉢を倒し、土と根をはがしてしますので、注意が必要です。
水は芽吹くまではほとんどいりませんが、葉が展開し始めると水分の消費が大きくなるので、鉢を持ってみて重さのチェックしてみましょう。
肥料は購入するお店によって入っているかどうか異なります。当店の場合は最初から微量が入っています。根付き期間は土壌の環境をあまり変えたくないのであげませんが、芽がでてからは定期的に入れています。
春以降、鉢増し、剪定、消毒など多くの作業がありますが、これはまたの機会に。


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